2009年10月29日木曜日

岩渕529

石造群
地蔵菩薩と青面金剛などの庚申塔が行儀よくならんでいる。
富士正晴のいうように「日本古来の石信仰、石神に道教衣裳のものがくっついて住みついて道祖神、仏教衣裳のものがくっついて住みついて石地蔵」(『日本の地蔵』)になったとみれば、道教・神道的な庚申と地蔵がなかよくならんでいるのも不思議はない。
手前には道標もある。















地蔵菩薩
左は宝永7(1710)、右の首をかしげた地蔵菩薩は享保4(1719)造立。

















青面金剛(文字塔)と庚申塔
右の石像は下部に猿がかろうじてみえ、庚申塔であることがわかる。

















道標
左の道標には、「左あふめ 右な里記」と読め、右は「左飯能 右川こへ」と読める。街道の分岐点ではなく川の傍にあるところから、他所にあったものがここにまとめられたと思われる。

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